2010年3月12日金曜日

Bottom Line Vol,1




楽器のセッティングについて
僕の所有しているベースは全てローセッティングです。つまり、弦高が低くしてあります。低くすると、どんなメリットとデメリットがあるのか?・・・

左手が楽ちん!
ピッチがきっちりとれる
楽器に無理がいかない
デメリット
弦がビビリやすい
セッティングに高度な技術を要する
温度、湿度 に対して敏感になるので、保管に気を使う。(よりいっそう)
などとあります。
ローセッティング
それをふまえた上で、僕は「ローセッティング」を、おすすめします。どのくらいが「ローセッティングなのかと言うと「これ!」と言った基準はないのですが、ビビルぎりぎりといった感じでよいのでは。 ビビリについては、気になる人は気になるみたいですが(そういう僕もそうでした)実際アンプ通してみると、そんなに聞こえません「ウィル・リー」なんて、あのビビリが売りみたいなところもありますし、ね。 しかし、これはよい楽器を使用していればOKな話なんです。楽器の調整にはかなりの知識と努力と、そして、失敗が必要になってくるのですが、トラスロッドや、ブリッジの調整など、かなりシビア(ミリメートル以下の世界!!)です。良い楽器は、その辺がしっかりしてます。ちゃんと調整してあげればそれにしっかりと答えてくれる、というわけです。 「左手が楽チン!」 ということですが、つまりは「押弦」が楽になりますね。だから、速く、力を入れずに弾けるということになります。ピッチに関しても、 弦とフレットの距離が狭くなるわけですから、安定します。シャープしにくくなるんですね。弾き方 右手なんですが、弦高を下げると「テンション」が下がります。これによって今までどおり弾いていると、かなりビビリます。音がつまった感じになるんですね。こうならないためには、右手で弦をはじく時に、「スッ」と力を抜いて弾くんですねぇ~ これがまた難しいのですが、青木智仁さんも同じ事言ってます。 もちろん力抜いて弾くといってるんじゃないのです。ちゃんと、力をいれてしっかり弾くのですが、 ポイントを押さえた弾き方とでも言うのでしょうか。ここ、かなり重要です。余計な力を抜く、ということです。 弦高を低くすると、その日の温度や湿度で楽器の調子が変わってきます。 ネックが反ったり、といった感じです。最初のうちは安定しませんが、引き込んでいくと段々と楽器自体が慣れてきます。慣れると、これまたすごいことに、ピッチも安定しいいことずくめです。
自分の楽器を知る
もちろん調整(ネック、ブリッジ)も欠かさずしなければいけません。テンションが弱くなると音がつまった感じに聞こえますが(アタック)、サスティンは伸びるので、実際はそんなことはないのです。テンションはネックの仕込み角である程度調整は出来ますが、あまりやりすぎるとハイポジションで音が出なくなります。これに関しては、信頼できるショップに依頼したほうが良いと思います。ちなみに、ネックとボディーを留めるネジの締め具合でもかなり変わってきます。良い楽器ほど調整は難しいのですが、それなりに答えてくれます。 高い楽器とはそういうことだと思います。もちろん買ったあとのメンテナンスをしっかりしなければ、いい楽器じゃなくなる訳ですから、結局、自分でメンテナンスをやっちゃったほうがいいわけです。「自分の楽器の事を詳しく知る」、ということは 、とても大切なことです 。

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